小中高校生の敏捷性や筋持久力が改善傾向に有るそうな。結構な事だよねd(^-^)。ただし、その前の世代が一向に改善していないと言うデータもあるようで、相対的に改善はしても、依然として低いレベルにある事にかわりはないのかも知れないが……(^_^;)。
若い人達に芝居を教えていて一番感じるのは、
肉体感覚が伴わない事なんだよね。生まれた時には既に何でもあって、世の中も相当に便利になっている時代に生まれた訳だから無理もないのかも知れないがな。そのせいか、やたらと
楽に演る方法を知りたがる(-。-;)。
例えば「大きな声を出せるようになるためには、どうすれば良いんですか?」と聞いてくるとする。答えには2つの側面があって、1つは肉体と声帯を効率良く使うためのメソッドだったりする。これは理屈で教えられるから、聞かれればとりあえず教える。
もう1つは、その理屈を元にして毎日いかに自分の限界に挑戦するかと言う事だったりする。常に限界に挑戦し続けなければ、肉体の能力は、伸ばす事はおろか維持する事すら出来ないのだ。所が、若い人の多くが理屈を聞いた時点で出来た気になるのか、一向に自分の限界に挑戦しようとしない。それでいて平然と「プロを目指してます」などと言う。まぁ、言うのはタダだが、そのままだと稼ぎもタダと言う事になるんだぜ〜(^_^;)。