鈴木宗男議員の有罪が確定したそうだ。まだ再審の可能性が残されているそうだから確定と言うのは早いのかも知れないが、事実上の確定らしい。だが彼が逮捕されてからこれまでの経緯を見ていると、この判決が本当に正しいのかどうか俺にはよく分からない。だからと言って彼が無罪だと言う事も出来ない。何とも心中複雑だ。
鈴木氏が逮捕された当時は、俺も捕まって当然くらいに思っていた。だが氏をよく知る人は皆一様に「彼は良い人だ」と言う。政治家として真摯に活動してきた面もあるようだ。どちらが正しい感覚なのか疑いたくなったのは、官房機密費(税金)から口止め料をもらうようなジャーナリストを抱えるマスコミが大半だった事が判明したからだ。これは、もしかしたら俺達はありとあらゆる事でマスコミから事実と違う刷り込みをされてきたのかも知れないと言う可能性が出てきた事を意味する。こうなると何を信用したら良いのか益々分からなくなる。
こうした混乱に拍車をかけるもう1つの要因が、近年明らかになっている冤罪の数々であるように思う。そのパターンは大抵同じで、検察が物証や状況証拠をきちんと取り扱わず、都合の良い自白調書をでっち上げ、裁判所がその自白調書を盲目的に追認する事で起きてきた。だから今回のような裁判も本当に信用に足る結論なのかどうか、俺にはよく分からない。
更にもう1つ、鈴木宗男氏はこの間国民の審判を仰いで国会議員になっている訳で、それを失職と5年間の公民権停止に追い込む事になるにも関わらず最高裁は審理拒否をした。それが本当に正しいのかどうか。俺はこの点でもいささか違和感を感じている。
最後にもう一度書いておくが、俺は鈴木宗男氏が無罪であるとは思っていない。だが有罪であると言う確証も持てない。どう判断したら良いのか混乱している。